FLOSS桜山第12会勉強会
ずいぶん時間が経ってしまいましたが、先月4/16(水)に開催されたFLOSS桜山の第12会勉強会について書きます。
今回は僕も時間を貰ってテスト駆動開発について話しました。「XPエクストリーム・プログラミング入門―変化を受け入れる」と「テスト駆動開発入門」、あと「xUnit Test Patterns: Refactoring Test Code (Addison-Wesley Signature Series (Fowler))」からテスト駆動開発の概要と、このやりかたに対して僕が思っていることを説明しました。かいつまんで言ってしまうと、
- 自動テストセットはたいへんありがたい
- 自動テストセットのコストを下げて利益を高めるための工夫をしよう
- テストファーストはそのためのパターンのひとつ
- 縛りを入れて気づきを促進するのはアジャイル/リーンの定石
みたいな内容です。資料をこちらに置いておきますのでよかったらごらんください。S5-Reloadedで作ったのですが、geocitiesに置くと挿入されるタグのせいか読めなくなってしまう(がっかりですよ)ので、圧縮してかためてあります(とほほ)。
単体テストではなくてアプリケーションあるいはシステムレベルのテストを自動化したい、できればウェブ画面にDSLでテストを書けて、一覧表示やパス状況も見えるみたいのがいい、みたいなことを懇親会のときに言われましたが、すみません、fit/fitnessとかseleniumのようなツールがあることくらいしか分かりません。いろいろ調べてチャレンジしてみてくださいとしか言えないです。必要性で言ったら、そういう上位のテストは必須だと思います。ダブルチェックはTDDの基本原則です。
当日は僕の他に、沢田さんがSquirrel Mailと予約プラグインの紹介を、富永さんがJDK5.0の新機能と自作ORマッパーのお話をされました。お二方、特に富永さんには、僕が時間を取り過ぎてしまったので御迷惑をおかけしてしまいすみませんでした。
FLOSS桜山に集うみなさんの自由で軽やかなスタンスに憧れのような気持ちも感じて、いったいこれはなんなのかなあと思ったりしています。これがフリーソフトウェアが与えてくれる自由のあらわれのひとつなんでしょうか?とても興味深いのでこれからも参加させてください。よろしくお願いします。