迷わず話せよ、話せば分かるさ

一人暮らしで少し心配な義父の様子を見に、月に一度ほど、妻と二人で片道6時間くらいのドライブをします。道すがら二人でずっと話していて、だいたいは僕が最近考えていることとか悩みごととか仕事上の愚痴とかを聞いてもらう感じなのです。

最近車を買い換えようかという話になっていていくつかディーラーに見に行って試乗もさせてもらっていて、先日のドライブの際にはどの車がいいか、ということをずっと話していました。

たぶん買ったら長く乗るので、これからの10年くらい、夫婦ふたりでどんな風に過ごしていくか、そのなかで車がどんな役割を果たしてくれる(ほしい)のか、というようなことも話しました。

まあ、目的とか、価値とか、組織運営の理論とかではすぐ出てくるワードですが、普通の暮らしにそういうのを持ち出すのは、ロジカルでいいとも言えますし、もう少しあそびがある・欲しいものだからその路線でビジネスライクに話すのもちょっと違うかもとも言えますね。

例えば映画ならだいたい2時間くらいなので、どのシーン、演出、セリフにも無駄はなくてすべて意味が明確にあるんでしょう。しかし普通の人の普通の生活はもっともっと長い時間のなかで、たくさんのこと生活のすべてとともにあるので、ビジネス理論のようなモデル化は似合わない気がするし、そもそも興ざめという気もします。

でも話をするのはとてもいいこと。話せば話すほどいろんなことが見えてくるし、次が見えてくる気がします。

妻との会話を与えてくれている義父にも感謝したいな。

次はお盆にまたドライブします。