暑い日が続きます。。。
「コグニティブ・トレーニング」を知る
こんな記事があった。
非行少年たちはなぜ常識外の行動や思考をしてしまうのか。上記note記事の著者はこう主張する。
非行少年たちにその行動や思考の批判や説教をしても右から左に受け流すだけ。なぜなら、彼らには(説教する側と共有した)善悪価値観がなく、その価値観に基づいた他人の努力が理解できないから。それを無下にした際にどう思われるかを考えたこともない。
他者、多くの他者の考え、意図、社会通念となっている価値観を、多くの人は観察や経験から(教育からも少しは?)学ぶ。しかし、非行少年たちは十分学ぶ前に孤立や不登校などで、常識やパターンを覚える最大の機会である学校という場から離れてしまうことが多く、学ぶことなく成長してしまう。
ということについて、事例とそれを解消するための方法について書かれた本が、上記記事で紹介されている。
Amazonの書評を読むとあまり褒められていないようなので(タイトルの煽り姿勢も気になるし)、同じ著者の別の本を購入することにした。
教室の困っている発達障害をもつ子どもの理解と認知的アプローチ――非行少年の支援から学ぶ学校支援
- 作者: 宮口幸治
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2017/02/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この話題に僕が興味を持っているのは、以下のような理由による。
- 思ったより人は話が合わない。ある話題について話し合いを通じて意見交換したり理解を深めたりするのは簡単ではない。
- 語彙が共通しているとは限らない。同じ言葉を使っていても、意味付けが違うかもしれない。
- 対話の目的やアプローチについての共通理解が不十分なため、噛み合わないということもある。
- 対話に参加する動機が一様ではない。またその強さも同様。
- 上記のようなかみあわなさ対する認知や反応の違いが、また新たな噛み合わなさにつながる。
上記のような構造による対話の難しさは社会に遍在すると思っている。非行少年や発達障害の周辺にだけあるわけではない(あるいは、社会の構成員はみな非行少年、発達障害者であると考えるべきなのかもしれないが)。
この難しさになんとかして挑みたいのであるけれども、その方法論として、上記の本やそこで紹介されているコグニティブ・トレーニングの理論や考え方が役に立つかもしれない、という気がする。本が届いて読むのが楽しみだ。
グループディスカッション・クラッシャー
採用面接のときに行われるグループ・ディスカッションの参加者で、ディスカッションの進行や成果を阻害するような態度や発言や行動をする人のことをクラッシャーと呼ぶのだそうだ。
就活 グループディスカッション クラッシャー - Google 検索
たまたま知った。そんな言い方するんだ。就活生にしてみれば死活問題だから?対策もわりと明確になっていたりして、なるほどなあと感心する。
就職した後の職場における職務や会議のクラッシャー対策がそれほど共有知化されていない。真剣さが違うのだろう。というのはさておき、当然流用効くし、今時の新入社員さんたちには常識だとしたら、僕ら旧世代(クラッシャー性をなにがしか持っているだろう)は排除されちゃうかもね。