もうひとつの心のバリア

「心のバリア」という言葉がある。これは「心のバリアフリー」というような使い方をされる言葉で、要するに差別意識のことだ。でもここで僕が取り上げたいのはそういうことでなく、他人のそばにいるときにその人の発言や非言語的なメッセージの影響を受けない力のこと。たとえば隣の席の同僚が激怒して怒鳴り散らしていても、なんだすごい剣幕だな、と思って見ていられるなら「心のバリアが効いてる」「心のバリアが強い」と言える。そういう概念。差別に関する用語と被っているのはまずいので別のよい言い方が見つかったら書き直したいが、今は便宜的にこのままいく。

心のバリアが弱いと他人の感情や発言や非言語的なメッセージの影響を強く受けてしまい、ストレスを感じたり本来やりたいことやありたい状態を維持できなくなってしまう。心のバリアを強く、できれば意図的にコントロールできれば、生きやすいのではないか。

(続く)

2019-12-03 追記

「心のバリア」を言い替える言葉を探している。

「寛容力」:「寛容力のコツ」という本があるらしい。「ささいなことで怒らない、ちょっとしたことで傷つかない」とあるので近いのかもしれない。

「鈍感力」:同じく「鈍感力」という本があるらしい。意味的にはささいなこと気にするなガハハみたいなことらしいので、近いんだろうけどなんかいやだ。

(続く)

2020-01-08 追記

今のままの自分でよいが不用意に傷ついてしまわないようにしたい(のでバリアで守りたい)のです。バリアなしでも傷つかない強い心に関心がないわけではないけれど、心はなるべく変えたくないかなあ。

2020-01-20 追記

カウンセラーに ブロンズ新社 - ころべばいいのに という絵本を紹介していただき、早速買ってきて読みました。これはよい本。