JaSST'12 Tokai

JaSST'12 Tokaiに参加しました。今回は一般参加です。
基調講演の湯本さんのお話は、テストという言葉の多義性(バグを見つけること、バグがないことを示すこと、等々)や、目的と手段が再帰的な構造を持っているために、テストを考えるときにコンテキスト合わせが不可欠なことに気づかせてくれました。テスティング、ソフトウェア開発のさらなる改善の可能性を感じました。
きょんさんの体験発表は、テストの見積もりをポイントで行ったり、ビジネス的優先度と技術的難易度の座標平面をなすボードにテストタスクを配置して片づけていくとか、おもしろいと思いました。
SIGでは野村さんのW字モデルのグループに参加し、W字モデルに関する疑問を解くことができました。同じインプットから設計とテスト仕様を導くのが理想だが難しい。テストケースまで作り込んでしまうと仕様変更荷弱くなってしまうので、テスト分析から設計へのフィードバックをするといい。などなど。
ポスターセッションといい、SIGといい、そして情報交換会といい、改めてJaSSTは参加型のイベントなのだなと感じました。僕もまた来年、なんらかのかたちで参加したいと思いました。