Agile Japan 2017 サテライト<名古屋>

Agile Japan 2017 サテライト<名古屋> - connpass

名古屋アジャイル勉強会が主催する形で開催しました。参加してくださったみなさん、開催に協力、尽力頂いたみなさん、登壇頂いたみなさん、このイベントをご紹介いただいたみなさん、ありがとうございました。

名古屋サテライト独自企画部分については、永和システムマネジメントの天野勝さんの講演と、名古屋ジャイル勉強会のYou&Iさんのワークショップの二本立てで、バランスのよい内容になったと思います。

名古屋アジャイル勉強会は「聞いただけで分かった気になる」コンテンツは避けるというポリシーがあり、事例紹介はあまり行ないません。体験的なワークショップを中心に行っています。これはこれで一貫性があるし適切な社会貢献だと思っています。しかしあまりにも事例紹介を避けすぎていて、これはこれで期待に答えていないのではないかと思い、今回ちょうどよい機会でしたので、天野さんに講演をお願いしました。

天野さんはアジャイル開発のコンサルタントとして活躍されており、アジャイルを現場のものにすることに関しての第一人者だと思っています。さまざまな職場ごとの個性に対してどうアプローチされているのか、最近のアジャイルに対する現場の関心事はなにか、そういったことを中心お話しいただきました。また質疑応答や意見交換の時間をたっぷりと取りました。意義あるセッションになったと思います。

You&Iさんのワークショップでは、ふりかえりによってグループワークをカイゼンしていく模擬プロジェクトを体験するものでした。理解を刺激した後は行動してみるのがバランスがよいと思います。3グループでワークを行なったところ、各グループでかなり行動に違いがありました。これは当然のことだと思います。現場ありき、メンバーありき。言葉で言うと簡単ですが、それを行動すること、集団に働きかけることは、簡単ではありません。ほとんど練習なしでぶっつけ本番しかない職場ビジネスシーンで、新しいことにチャレンジし難いのが現実です。この問題に対するひとつの回答として、勉強会が役に立てばと思っています。

Joshua Kerievsky氏による基調講演で、「モダンアジャイル」について聞きました。まあなんというか、「モダンアジャイル」という表現は微妙だと僕自身は思っています。現場の機能しているアジャイルプロセス/マネジメントならば、その現場にとってアップツーデートなはずです。では、「モダン」とは?安全、というキーワードが新しい感がありますが、これまでのアジャイルでも必ず行き着くところだったと思います。ですので、まあ「モダンアジャイル」というのは現場のための言葉ではないのかな、という感じです。共有するための名前、戦略上必要な名前、といったところでしょうか。

アジャイルジャパンは、今後もぜひ関わっていきたいイベントです。縁あれば、どうぞ来年もよろしくお願いします。