リズム

プロジェクトファシリテーションの原則のひとつ『リズム』について、僕も考えてみたいと思います。プロジェクトを促進する行動の原則としての『リズム』とはなんなのでしょう。僕はちょっと楽器をやりますので(最近はあまり弾かなくなってしまっていますが)、経験と照らして考えてみたいと思います。

リズムと言われて最初に連想したのはリズムキープです。リズムは勝手に揺れたらいけません。これは僕位のへっぽこアマチュアにはなかなか難しいことなのですが、自分勝手に揺らぐリズムでは一緒に演奏できないし聞いている方も辛い。たとえそれが自分のソロで一世一代の大技を決めようとしているときでも、タイム感の方が大事なのです。このことは、アジャイルプロジェクトマネジメントの基本的な考え方であるタイムボックスのコンセプトと通じるものがあるように思うのですが、どうでしょうか。

また、リズムを合わせるためには、他の楽器の音を聞いてから自分が音を出していたら絶対に遅れます。受身だとだめなんです。基本のビートを把握して、それに積極的に自分の音を乗せていくことで初めて合う感じ。このことをちょっと一般化して言うと、リーダーとフォロワーでは成り立たない、主体の集合であってはじめてうまくいく、ということでしょうか。

リズムはいくつかのパートから成ります。基本となるビート、アクセント、細かい刻みや、自由に流れていくパートもあります。それらが有機的に合わさってグルーブしていくというのも象徴的で、協同作業におけるひとつの理想のモデルかもしれません。セッションであれば、受け答えということがあるし、引き出す・引き出されるということがありますが、プロジェクトでも同様ですね。

パターンの繰り返しがリズム、とか。

ちょっと考えがまとまらなくなってきました。また改めて考えます。