「『納品』をなくせばうまくいく」出版記念@名古屋ギークバー

参加しました。
事前に「『納品』をなくせばうまくいく」を読んでいきました。この本には話題の「納品のない受託開発」のこと、それを実践するに至った経緯や、その先のなにを目指しているのか、などが書かれています。納品のない受託開発はとてもよく考えられた事業モデルで、受託契約があるかぎりこの業界はよくならないとも言われている現状に対するブレークスルーです。今日のシステム開発は、事業の改革や、新事業のエンジンの探求的開発であるわけで、SIerがそういうことのプロであるならば、SIerは法務のプロと組んで、受託の改革や、新しい契約の探求を行なってもいいんじゃないか、と思いました。
そんなことを思いながら倉貫さんのお話を伺いました。私が特に感心したのは、倉貫さんのお話が、特に質問に対するお答えがそうだったのですが、シンプルな考え方に基づいたご意見がブレなくでてくることです。これは倉貫さんがこのビジネスモデルについて深く考え、全力で実践されていることを示すもので、すごいことだなと思いました。同時に、オブジェクト指向設計アジャイルソフトウェア開発がシンプルを価値として複雑さに対処するのと同じようなものを感じました。エンジニアとして、いたく感心したしだいです。
あとこの日のギークバーでは名古屋代表?としてきんちゃんが「他責をなくせばうまくいく」というテーマでプレゼンされました。世界は変えられるという世界観を持つこと。カイゼンとかそういうことだったよな、と思いました。ちょっと忘れていたことを思いださせていただきました。
楽しい夜でした。倉貫さん、きんちゃん、ギークバーのみなさん、ありがとうございました。