名古屋アジャイル移動図書館「トヨタ生産方式本」ブックトーク会

今回は前回のリーンから引き続きルーツの旅でトヨタ生産方式がテーマです。僕はトヨタカイゼンを学ぶところからアジャイルに踏み込んだクチなので、このテーマは思い入れがあります。

今日僕が読んだのは以下の二冊です。

トヨタ製品開発システム

ジェームズ・M・モーガン、ジェフリー・K・ライカー著 日経BP社刊
http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/P45700.html

目次に目を通した後、第4章を読みました。

「選択肢を十分に検討するため、製品開発プロセスフロントローディングする」

フロントローディング:初期段階で十分な検討を行い、後工程でのムダの発生を防ぐ
ソフトウェア業界では試験の設計や実装をプロダクトの設計と並行して行うことをこう呼ぶような。
うーん、いまひとつ、フロントローディングの神髄は掴めなかった。

セットベース手法:複数の選択肢を同時に検討。ケントウとミゼンボウシ、だって。

フロントローディングとか原価企画とか、まだよくわかっていないキータームがある。引き続き勉強ですね。


トヨタ式人づくりモノづくり

若松 義人、近藤 哲夫著、ダイヤモンド社
http://www.diamond.co.jp/book/9784478373521.html

推薦の言葉:トヨタ社長 張富士夫

  • 手段、方法は変化する
  • トヨタ生産方式の本質はモノの見方、考え方
  • 人間のためのシステム
  • 知恵には限界がない
  • 人を尊重=考え(考える能力)を尊重

さすがトヨタ、ぶれがない…

標準作業は厳格に

ソフトウェア開発では?ルールを決めて守ることか。->それでもうまくいかない(ことが見える)->カイゼンする
例:相談のタイムアウト時間、相談の持ちかけ方、等々。エディターの標準化とか悪手もあるので注意ですね。

他の方が読まれていた本

トヨタ生産方式の原点

大野 耐一著 日本能率協会マネジメントセンター

講演録か聞き書きらしく、あまり体系的にまとまっていなくて、原典「トヨタ生産方式」の副読本という印象。

  • 売れるものだけつくる
  • ジャストインタイム。

職場のかんばん方式

松井順一著 日経BP社刊
http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/P45580.html

カイゼン見える化カイゼンボード。活動のルールぎめ、目標への達成状況・指標の見える化

トヨタカイゼンで自分を変える!

若松 義人著 本宝島社刊

  • ムリ・ムダ・ムラ
  • カイゼンは自己都合でやらない
  • 時間、スケジュールの管理

トヨタ生産方式奥深いです。