努力の意味は自分が決める

「こんなの意味あるのかなって」

年末に録画した高校女子サッカーの特集番組を見ていました。サッカーのために上京して強豪校に通う少女。彼女のために共に上京して彼女を支える母親。地元に残った父と離れ離れの生活。サッカー生活も順風満帆とはいかないなか、彼女はつぶやきます。こんな生活意味あるのかな、って。
うーん、マジレスしてしまうと、自分に問うなら、この生活を意味あるものにするにはなにをしたらいいか、がいいんじゃないでしょうか。それがどうにも、どうにもというのは自分で考えるのはもちろん周りの人ともよく話しあっても、という意味ですが、考えが浮かばないなら「帰る」ことは大事なことと思いますけどね。

いいぞ、がんばれグランパス

サッカーはコンテキスト依存性高いですから1試合終わっただけで何かを断じることはできない、というか僕はまったくのサッカー素人なのでなにも分かっていないですけど、でも下馬評ほどグランパス悪かったですか?ジュビロ優勢の時間帯にも冷静に対処しましたし、経験の少ない選手をみんなでケアする姿勢も多くの選手に見られました。結果として勝ちましたし。
地元のチームが自信を持って持てる力を発揮して戦って、できれば勝って、もし負けたとしても全力を出して次につながるなら、そういう様を見せてもらえるなら勇気をもらえるというものです。そういうのをグランパスに僕は求めているのです。そういう意味で2016年Jリーグ緒戦は十分に見応えのある試合でした。

山崎あおいが好きなのは僕がおじさんだからかもしれない

山崎あおいは大学生シンガーソングライターで、いわゆるギター女子くくりの人です。彼女はストレートアヘッドなJ-Popメロディーメーカーで、ニューミュージック世代にはとても親しみやすいメロディーを次々書いてきます。歌詞世界はあまり飾らない若い女性らしい世界観で、ちょっとおたくっぽい女の子の妄想混じりの物語なんかに特におかしみがありますが、だいたいまじめで好感が持てます。
本当はもうすこし若い人に支持されるといいと思う、いいというのは、そのほうがビジネスとしてよくて持続的に作品を提供してもらえるだろうから、という意味ですが、そのために今自分ができる/やりたいことと違うことをするのも違う(無理を続けてYUIみたいになられても悲しい)ので、ちょっとずつ世界を広げてやがて世界制覇していて欲しいです。
最近出た新譜「Rinkle-Rinkle」の「サイレン」という曲で野球部男子を恋する高校生女子の心情がとてもドラマチックに描かれていて、でもそういう作品に感動するのは現役高校生よりもっと大人なのかな、そのへんのギャップあるなとか思いました。こういう曲を22歳くらいで書けるようになるってえことは、三十路に届くころには若いOLさんの心情を見事に書ききる、とかなるのかな、そうなれば現役世代の支持も増えて好ましいことになるんだろうなと思って、楽しみであるとともに、それまでぜひ持続的にがんばってほしいと願っている、という話でした。