もやしの価格問題から考える、問題への立ち向かい方について

全国のもやし生産者でつくる工業組合もやし生産者協会は、販売価格低迷に加え原料種子価格と人件費が上昇し「経費削減の努力が限界を超え、健全な経営ができない」との声明を発表した。納品価格より安く特売するスーパーもあり「消費者に窮状を知ってもらい、スーパーは適正価格で売ってほしい」と訴える。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170317-00010000-agrinews-bus_all

小売り業者が安く売るから健全な経営ができない?ハテナですね。小売業者が仕入れ価格を上げてくれないから困っている、ってはっきり言えばいいようなものですが、お客さんに対する批判のようなことはいいたくないのでしょうか。

なんのための組合だか分からない。労働者の権利を守る手段としての労働組合は本当に日本ではまったく機能していないですね。

一人でも声を上げるということはできない(その後腹を切る覚悟をしたなら別)。組合のような組織を作って任せる方法ははなから信じない。一消費者としてクレームを言うのと、ネットで愚痴と悪口を書くことしかできない。

私たち、やばいですね。主語大きくてすみません。

整理しますが、工業組合もやし生産者協会さんは、言いたいことをはっきり言ったらいいと思います。そうでないと、売り手は交渉すらできないという自らの認識を自分で強化していることになり、それは本心と真逆で、とても不幸で不健全なことだからです。この件を教訓に、僕らもへんに気を回しすぎず、言うことは言いましょう。腹は切らなくていいです。