コンウェイの法則

organizations which design systems (in the broad sense used here) are constrained to produce designs which are copies of the communication structures of these organizations.

http://www.melconway.com/Home/Committees_Paper.html

「システムを設計する組織は、その構造をそっくりまねた構造の設計を生み出してしまう」というようなフレーズで知られているコンウェイの法則です。今日初めて原文を読みました。

かなり誤読していたので、今読み返しています…。

僕の英語力では読み切れないんですけど、こういうことですか:ある程度の規模のシステムやソフトウェアを作るためには、一般にそれなりの数の設計者が投入されます。そうすると、その設計グループにおけるコミュニケーション(コンセプトや設計情報の共有とか)が非常に重要になります。そのコミュニケーション環境のなかでそれぞれの設計者が担当部分を設計し統合するので、結果そのコミュニケーション構造と似たシステム構造になる、というか、違う構造にはなりようがない、と?

ふたりで1年かけてやるのと100人で1週間でやるのは人月では同じだけど全然ちがう、とか、組織運営をリーンで柔軟に保つための方法が求められている、みたいな話がでてきます。思うにここがたぶん肝心なところで、組織が肥大し頑迷になってしまうとそのようなシステムや製品しか作れないので、そうならないための取り組みが重要、ということでしょうか。