PFP関西WS#10合宿スペシャル

プロジェクトファシリテーションのコミュニティ「プロジェクトファシリテーションプロジェクト(PFP)」の関西支部の合宿ワークショップに参加してきました。PFP関西が主催するワークショップは今回で10回目、今回は節目ということで一泊二日の合宿形式となったものです。

僕は、土曜日が子供の運動会だったので、残念ながら一日目のワークショップセッション、すだち師匠の「プロジェクトファシリテーション入門」にはほとんど参加できませんでした。すだち師匠すみません。会場のパナヒルズ大阪に着いたときにはグループワークの発表の時間でした。各グループの発表は課題解決のための視点とともに、グループ毎の場作りをふまえたものになっていて、どれもいい感じでした。

夕食までの待ち時間にロビーで皆でおしゃべり。ニコニコカレンダーについての話題になり、よいわるいふつう、というレベル表示ではなくて、落ちこみ/辛い、怒ってる、嬉しい/楽しい、というエモーション状態の表示と考えたらいいんじゃないか、というアイデアを頂きました。

夕食の後は宴会場で夜の部。岡島さんの、品質・コスト・納期とそれを管理するプロジェクトマネジメントが大事なのは言うまでもない、しかしもうひとつ上位からみて顧客満足を訴求するためには定性的な部分が大事で、プロジェクトファシリテーションがカバーする領域が欠かせないという話は多いに納得です。次回著作が待ち遠しい!

また前川さん鈴木さんのパネルディスカッションで取り上げられた和のこころも印象的でした。一期一会だと思えばこそロールを演じることができる、あるいはトライすることができる、というのは日本的納得です。

ちなみに、今回のこのワークショップ、今回始めて参加される方が多かったようです。一泊二日でいつもの平日夜のワークショップに比べ敷居が高いんじゃないかと思いきや。また佐藤さんのようにはるばる大分から来られているかたもいてびっくり!

夜の部は客室に移動してなんと三時すぎまで大盛り上がりでした。みんなスゴい。

さて明けて二日目。二日目のワークショップは、西さんの「PFによるチーム作りの手法」もぜひ参加してみたかったのですけれど、大田さんの「GTD+R」も聞きたくて、そちらに参加してしまいました。西さんすみません。大田さんのGTD+Rはあちこちで紹介されているのを知ってはいたし、フィールドやポケットの図案も見ていました。しかしこれは、実際にカラーで紙に印刷して折り紙して作り上げてみると違いますね。わくわく感が違います。この通底する楽しさがポイントなんでしょうね。超時間割のタイムボックスも説明し過ぎないところがよかった。

協賛頂いたオーム社さん、技術評論社さん、翔泳社さん、日経BP社さん、またアイ・ティ・イノベーションさんやPFP関東からもたくさんの書籍を頂き、参加者プレゼントとなりました。ありがとうございました。PFP関東から書籍と一緒に送って頂いたヘッドトリップが人気でした。

松本さんが、ヘッドトリップはリラクゼーションツールじゃない、コミュニケーションツールなんだよ、とものすごく大事なことを言ってくれました。プロジェクトファシリテーションも同じだ、と思います。プロジェクトファシリテーションのツールは答えじゃない。プロジェクトの成功とエンジニア人生の質を高めるために、なにかしたい、なにができるか知りたい、試してみたい、相談したい、伝えたい、そういう思い。それをつなげあう場が、PFPのワークショップなんだと思います。プロジェクトファシリテーションのユーザーコミュニティの勉強会としてワークショップを行うと、関東でも関西でも、ワークショップ後の懇親会の参加率がものすごく高いです。これは、そういう場を求めている人達がいて、ワークを通じて気持ちをほぐして、思いの交換の時間としての懇親会に参加しているのでしょうね。おっとこれは串田さんの受け売りなんですが。

そんなわけで、PFP関西ワークショップ#10合宿スペシャルは無事終了しました。スタッフのみなさん、参加されたみなさん、おつかれさまでした。そしてありがとうございました。