PDCA分からないとお嘆きのあなたへ
これフィードバックループの捉え方としてずっと自然で理解しやすいと思いました。
なんですけど、それ自体もさておき、発案者のジョン・ボイド氏の逸話が興味深すぎます。
ボイドは、この洞察をさらに進めて、戦闘機パイロットの意思決定過程を一般化することを試みた。
スペックでは劣る自軍の戦闘機が戦績では勝ることを分析し、その考察から一般的な意思決定フレームワークを導くとか、すごいですよね。
でさらに、このジョン・ボイド氏のWikipedia記事を見ると
彼はその戦技をまとめて、(中略)空中戦における機動と対抗機動の連続について理論化した
ボイドは、のちにエネルギー機動性理論(E-M理論)として知られることになる画期的な理論を創案した。これは、いわば熱力学の考え方を空戦理論に導入したもの
ますますすごい。
あと、自分の理論を検証するために軍のサーバーに勝手にアクセスして大問題になるとか、自分の次期戦闘機アイデアを推す活動を地下で(反主流派として)行なって戦闘機マフィアと呼ばれるとか、亡くなったときの葬儀に自身が所属していた空軍のお偉いさんは誰も来ないけど陸軍海兵隊からは多くの将校が参加したとか、ドラマチックすぎる!
あと、327ページ、所要時間15時間のプレゼンとか。どうかしてますよ。15分でお願いします。ドラ鳴らしますから。