改善提案活動の組織的導入にみる落とし穴

改善提案を制度化するときに、まずはなんでもいいから沢山出して、としかけると、くだらない提案が山のようにでて対処に困るので、「よい」提案を出させる意図で、件数は少なくてもよいから、斬新だとかスコープが広いとか予測効果が大きいものを推奨する、なんてことがある。

でもそりゃ逆で、改善はPDCAの一部であり、PDCAサイクルは小さく早く回すほうがいいわけだから、改善は小さくてもいいから沢山出るほうが(少なくとも最初のうちは)いい。くだらない提案、例えば他所の部署や上司や会社の非難でしかないような、が沢山でてきてしまうとしたら、それはそういう問題(そういう不満が溜まっているとか、そういうことを言うのが改善だと思ってしまっているとか、そういうことを改善提案を通じてしか言えないとか)が見えるようになったのだから、いいことなのだ。分析して対策できるとっかかりができるんだから。

そう考えずに、角を矯めて牛を殺してはだめだ。

と、えらそうに書いたけど、これは会社の人の言の受け売り。えへへ、すみません。