プロジェクトファシリテーションって引っ掛かりがありますか?

自分にはそういうのなかったので気づくのが遅れたけど、人によってはあるのかもしれませんね。プロジェクトファシリテーションファシリテーションは違うのどうなの!?とか、プロジェクトマネージメントとの関連はどうなの?とか。

プロジェクトファシリテーションってなに?というところに一旦戻ってみますが、主に見える化の効果を利用したプロジェクトの促進、というのが僕の理解です。主体は現場、プロジェクトメンバーなんですね。誰かが用意した標準化とか効率化ではなくて、グループメンバーが相互に促進しあう、プロジェクトという場そのものがファシリタティブになる、そのためのツールとその理念、といった感じ。

見える化トップダウン・マネージメントのためのものではないんですね。見えるようにするという枠組みに乗ることで、現場のひとりひとりが小さな変化に気づき、問題の芽に反応するように対応する。自律管理っていうんですか、そうなっていくための取り組みと、僕は理解しています。

プロジェクトファシリテーションをやると本当にそんな風になれるの?という疑問はあるでしょうね。誰がどうやっても必ずそうなれるってことはないでしょう。そこにはなにかがあります。それがなにか、僕はまだうまく言えませんが。ともかく、グループメンバーみんながプロジェクトファシリテーション的になるための仕掛けとかファシリテーションをする人、あるいはコーチ、そういう人ががいたらいいでしょうね。

また自律管理されたプロジェクトにおけるリーダーやマネージャーの役割は?というのも、全くそれ以前のままというわけには行かないでしょうね。自律管理ができているかどうかを見て、そのほころびに気づき、手当てをしていく。ほころびに早く気が付けるように工夫する、ということかなと思いますが、このへんは実践経験のないところのことなのですみません。