「アジャイル開発者の習慣 ―― acts_as_agile 第一回 フィードバックを重視する」

WEB+DB PRESS vol.39オブジェクト倶楽部2007夏イベント会場の書籍販売コーナーで購入し、連載記事「アジャイル開発者の習慣 ―― acts_as_agile」の著者角谷さんにサインを頂きました。角谷さん曰く、このシグニチャには呪いがかかっており筆者にフィードバックをしなければならない、とのことでした:-)ので、ちょっと書きます。

"acts_as_agile"という副題がいいですね。アジャイル開発者はロールであるってこと?と最初思いましたが(それはそれで面白い考察ができるかもしれませんが)、「人はアジャイル開発者であるかのように振る舞うことでアジャイル開発者になる」とのこと。型付けではなくて振る舞いの話なんですよね。アジャイルに振る舞えばそれはアジャイルであると。僕はRubyはじめ型付けの弱い言語は全然門外漢で「振舞いを拡張するメカニズム」も全然理解していないのですが、あんまり先送りしていられない感じです。やばい。という僕のToDoはさておき、言語とマインドセットを全く同じ地平にみるというのは格好いいですよね。視点の高さですね。

記事全体から感じられたことは、とても構造化されているなあということです。アジャイルとは心構えとスキル、スキルを磨く習慣が重要、習慣を身に付けるための習慣、スキルを磨くためのスキル。

ただ実践すればいいというわけではありません。実践と、そのフィードバックからの学習を「いつ・どうやるのか」を常に意識しなけばなりません。

常に俯瞰する視点を持とうとする。自己組織化を意識する。「アジャイル開発者のように振る舞うことで」この境地にまで来られるのかな。ちょっと再帰っぽい気もする。これからの連載で、具体的な習慣に触れて行くということですが、楽しみです。