オブジェクト倶楽部2007夏「帰郷」

行ってきました。

三回位続けて参加していたのですが前回は行けず、仕事も最近忙しくていっぱいいっぱいになりがちななか、なんとか参加できました。
船堀の駅についてさて誰か知ってる人がいるかなと思っていて最初に会ったのが本間先生。そして会場の前ではいつものように平鍋さんがお迎えしてくれていて、ほっとしました。

平鍋さんの基調講演は、Ruby+Agileというあらたなテーマを得て、いきいきと感じられました。見える化にしてもオブジェクト指向にしても、目的に向かうための剣としてつかうことで本当の輝きをみせるのだと思いました。あとプレゼンのデザインがスマートでかっこよかったです。真似たい。

江渡さんの主賓講演はとてもインテリっぽくて痺れました。理系の男の子マインドをくすぐる講演だったと思います。ユーザーとともにありたいという思いが脈脈と受け継がれているんですね。僕もwiki好きです。ThreadModeとDocumentModeをふまえてもう一度使い方を考えてみようかな。

午後のセッションは会社の改善仲間(いえ、大先輩というべきですが)のTPSクロニクルを聴講。いつもは前の方で聞くのですが、今回は聴講者の人達がどんなふうに聞くのか見てみたくて、会場の一番後ろに座りました。そこそこに入った人達はリラックスしてきいておられたと思いますが、すこしずつすこしずつ温度が上がっていってやがてボコボコボコっと沸騰する感じがありました。角野さんの講演内ライトニングトークスという反則すれすれの技もあったのですが、それだけではないと思います。和田さん角野さん金野さんで畳み掛ける、人ありきの、数字や美辞麗句でない現場の思いを中心に据えたTPSコミュニティ魂がひきだしたものだと思います。

午後のもうひとつのセッションは水越さんのソフトウェア開発ゲームと懸田さんのアジャツールのセッションへ参加しました。水越さんのパートは、なにひとつ教訓めいたことを言わないというこれも新機軸でした。ソフトウェアあるいはシステム開発をゲームとして対象化することで気づき、そして変えるヒントを思い付きなさい、という示唆と読みましたがどうなんでしょうか。
懸田さんのパートは各種アジャツールの紹介。アジャツールの定義に含まれる「工夫の余地がある」というのはいいですね。ニコカレはflickerなんですか?(僕はやってないので全然分かってないですが。)それから、スチームパンクという言葉が浮かびました。アナログとハックの組合せ感から。

そして伝統のライトニングトークス。16人の方が炸裂しましたね。諸橋さんの教えてセッション、中澤さんのとりあえずやってみよう、伊藤さんの美しいデザイン、五十嵐さんの思いやり駆動、三輪さんのせっかくだから/staff腕章/リリースノートフォーマット、林さんのドラムは暖まりますよね!というところが特に印象的でした。そしてお昼もご一緒させて頂いた串田さんのが僕にはベストトークでした。フェーズの分断からの決別、共有するためのオブジェクト指向、とガチ。僕もちょっとちゃんとやらなきゃと思えてありがたいことです。

さああとは懇親会。今回は会社の知合いも多くちょっと安心してしまいがちだったので、ここでしか会えない人たちと話そうと思いはしたのですが、どうだったかな。酔っ払っちゃってあんまりそうもできなかったかも。あまのりょーさんとエコシステムの話ができたこと、懸田さんからrubyの魅力についてきけたこと、あと懇親会の前後の時間でt-wadaさんと角谷さんとTDDの話が少しでもできたのはうれしかったです。楽しかった。これからどのくらい時間がかかるか分からないですけど、彼らのような、話したい!と思われる人になりたいなと思いました。

そんなわけで、天野さんや吉田さんに助けてもらってなんとか宿まで帰りました。みなさん楽しい時間をありがとうございました。また次回もお会いしたいです。

  • Keep
    • 参加する
    • 特に懇親会に参加する
  • Problem
    • 聞いているだけでちょっと積極性に欠けた
    • 懇親会でマイボードを使いきれなかった
    • 名刺が足りなかった
    • 串田さんに坂田さんを紹介しなかった
  • Try
    • トークスにでる
    • 立食パーティにマイボードを邪魔にならないように持ち込む方法を考える
      • 腰から下げるのかな〜?
    • 名刺は多めに用意する
    • ジャグリングする
    • 気を効かせる

うちわのセンターブロックには、「もう一度、人に会う」と書きました。人の心はつかれてしまうこともある。だけれども、出会いの場所にまた戻って、元気を貰ってまた歩きだすことができるんじゃないかな、とか思ったのです。ちょっと考え過ぎだったようで、狙っていたメイヤーを逃してしまいました。