Agile Japan 2014サテライト<名古屋>

名古屋アジャイル勉強会が開催しました。会場は名古屋ソフトウェアセンターさんに提供いただきました。ありがとうございます。

ソフトウェア開発者に問う 〜日本人のモノづくりの本質とは〜

水野さんの講演は非常に熱い、熱のこもったお話しでよかったです。
ハイコンテキストな日本の社会構造、製造と開発や、部品メーカーとアセンブリメーカーの分業といったような構造的制約、そういったものを壁にしてコミュニケーションや努力や追求をやめたりしないこと。それらを強みとして、それを活かし切磋琢磨する原動力としていくこと。その発想は大事ですね。
会社に入る前には明確に持っていた社会的使命が、会社に入ると部門の枠=檻に閉じこもった発想になって失ってしまう。まさに今の自分!考え直します。
もの作り。自分が作るモノに自分の魂を込めたい。ユーザーにはそれで価値を得てほしい。素敵ですよね。一生涯をかける価値があると感じます。
いいお話を聞きました。ありがとうございました。

アジャイル入門

Agile Japan実行委員長の西河さんによるチュートリアルセッション。お昼休みに視聴しました。
すごく大切なこととして、アジャイルとは何か。それは「顧客に価値を届けること」。西河さんは繰り返し明言していました。これ重要です。アジャイルについて語るとき、アジャイルマニフェストを出発点にすることが多いですが、アジャイルマニフェストアジャイル開発手法の共通項を括り出したものだからか、アジャイルの目的については書かれていないんですね。このため、アジャイルの目的についてついつい省いてしまう。あんまりよくないですね。僕もこれから、顧客に価値を届けることについて、もっと明言していこうと思いました。

名古屋アジャイルな見積りと計画づくり

ユーザーストーリーの収集、ユーザーストーリーマッピング、ユーザーストーリーの優先順位付け、リリース分割、規模見積りを、参加者全員の擬似プロジェクトで体験しました。今回のプロジェクトのお題はサーカス団。ある程度イメージは持っているものの、細部については参加者それぞれのイメージに頼っている部分があって、それがユーザーストーリーを扱っているうちに浮き彫りになって、より深い会話、ユーザーストーリーの分割や書き直しが求められたりして、とても勉強になりました。ユーザーストーリーという簡潔を極めたフォーマットだからこそ、そういう掘り下げが必要だということが分かるんですね。そして、遠慮は不要。ついつい、まあいいか、としがちな気がしますけど、ストーリーの分割や埋もれていたストーリーの書き起こしをためらってはいけないと思いました。チームとしての俊敏性を上げていかないといけないところですね。
参加されていた方が、見積りは孤独で退屈な作業だと思っていたけれど、みんなで行えばこんなにも創造的でエキサイティングな行為なんですね、といっておられたんですが、まったく同感です。とてもよいワークショップでした。ワークショップリーダーをしていただいたYou&Iさん、参加してくださったみなさんに感謝です。ありがとうございました。