コミュニケーションスタイルがアサーティブでないのは心に恐れがあるから

アサーティブネスの本はいろいろありますが、アン・ディクソンの「それでも話し始めよう アサーティブネスに学ぶ対等なコミュニケーション」と「大事なことを思いどおりに伝える会話術」をおすすめしたいです。

それでも話し始めよう アサーティブネスに学ぶ対等なコミュニケーション

それでも話し始めよう アサーティブネスに学ぶ対等なコミュニケーション

大事なことを思いどおりに伝える会話術

大事なことを思いどおりに伝える会話術

これらの本のどこがいいかというと、アサーティブを単なる会話技法とはせず、率直なコミュニケーションを阻害する心の中にある恐れに言及し、その存在を少しずつてなずけていくことで、自尊心と豊かなコミュニケーションが得られる、そういう自己実現だとしているところです。

本当に強い人は人を恫喝したり作為的なことを言ったりしない。弱い人が吠え、出し抜こうとし、あるいは対話を避ける。責めているわけではありません。誰しもそうなのです。ただ、それに気づかず、あるいは気づかないふりをし続けていると、他人との対話を損なうというかたちで不利益を積み重ねてしまう。恐れを持ち続けてしまっているために、自分自身を毀損し続けている。その不合理さに、別れを告げましょう。自分を知り、認め、少しずつ素直でしなやかな自己認識とコミュニケーションスタイルを身につけましょう、ということです。

アサーティブな物言いを身につけて、アサーティブでない人に勝ちたい、アサーティブでない人たちをコントロールしたい、と思っているなら、それはアサーティブではないです。自由になりましょう。